祇園祭のちまきは、食べるものではなく、厄除けのお守りとして家に飾る授与品です。
京都では玄関先や軒下に飾られている様子を見かけることも多く、「どこに飾ればいいの?」「マンションでも飾れる?」「袋は外すべき?」と迷う方もいるのではないでしょうか。
せっかく授かったちまきだからこそ、できるだけ丁寧に、住まいに合った形で飾りたいですよね。
そこで、祇園祭のちまきの基本の飾り方や、マンション・賃貸での飾り方、固定方法、ビニール袋の扱い、複数ある場合の飾り方までわかりやすくまとめました。
祇園祭のちまきの基本の飾り方
授与していただいた長刀鉾のちまきを玄関入口につるした。
今年も厄除よろしくお願いします(^o^)#祇園祭2023 #長刀鉾 pic.twitter.com/0iKYxr00Ev— ヒロさん (@hirosan0508) July 17, 2023
祇園祭のちまきは、家に災いが入らないよう願って飾るものです。
そのため、家の入口まわりを意識して飾る考え方が基本になります。
玄関や軒下に飾るのが基本
もっとも一般的なのは、玄関や軒下に吊るす飾り方です。
京都の町家や住宅でも、玄関の上のほうに飾られている例がよく見られます。

「家の入口で守ってもらう」という意味合いを考えると、玄関を第一候補にするのが良さそうですね。
いつまで飾る?
一般的には1年間飾り、翌年新しいちまきを授かったタイミングで古いものを返納します。
粽(ちまき)@祇園祭🏮宵山参戦③
食べ物ではなく、厄除けを主な御利益とした授与品。各山鉾の会所で販売。1年玄関先に飾るらしい。
なんと御朱印ももらえる! #bura_bi_now pic.twitter.com/MPdxRgCyBn— 🐈かんぱねるら (@Siamese___Cat) July 16, 2016
返納方法については別記事で詳しく紹介します。
「今年受けたものを、次の祇園祭まで大切に飾る」という感覚で覚えておくと、迷いにくいと思います。
ちまきの向きや置き方の考え方
細かな向きについて、全山鉾共通の厳密なルールまでは見つけることができませんでした。
ただ、
- 入口側から見て整って見える向きにする
- 目につきやすい高めの位置へ吊るす
のが自然なのではないでしょうか。

個人的には地面に直置きするより、少し高い位置にすっきり吊るすと気持ちよく飾れる気がします。
祇園祭のちまきをマンションや賃貸で飾る方法
マンションや賃貸だと、「外に吊るせない」という悩みが出やすいです。
でも、無理に昔ながらの形に寄せなくても大丈夫です。
住まいに合った飾り方でも、気持ちは十分込められます。
玄関の外側が難しい場合の置き場所
外廊下側や玄関ドアの外側が難しいなら、玄関の内側で問題ありません。
玄関を入ってすぐの壁面や、上部のスペースが候補になります。
マンションでは外に出さず、玄関に飾るほうが安全なこともあるかもしれませんね。
靴箱や棚の上に飾る方法
吊るす場所がないなら、靴箱の上や小さな棚の上に立てかける方法もあります。
この場合は、壁にもたせるだけでなく、倒れにくい支えを添えると安心です。
見える位置に丁寧に置けば、雑に置いた印象になりにくいです。
共用部分や傷への配慮
マンションでは、玄関の外側や廊下側の壁が共用部分にあたる場合があります。
そのため、外側に貼る前に管理規約を確認したほうが良いですね。
画びょうや釘は原状回復の面で負担になりやすいです。

賃貸の場合は、傷を残さない方法を優先して考えることをおすすめします。
祇園祭のちまきを固定する方法
京都の友人から祇園祭のちまきをいただきました。
本来は玄関に飾るものだけど、角部屋で玄関のすぐ横から雨風が吹き込んでくるので表札のとこに飾りました。ちなみに友人からは、「鯉が滝を登りきって竜になるが如く、とーこさんのガチャ運が上昇すること請け合い!」と力強いコメントも貰ったよww pic.twitter.com/5LVo8EiHUI— とーこ (@tohko_kuze) August 1, 2024
ちまきは軽そうに見えて、飾り方が甘いと案外落ちます。
見た目だけでなく、安全面も意識して固定したいですね。
紐やフックを使う
基本は、もともとの紐を生かしてフックに掛ける方法が簡単です。
玄関上の小さなフックや、粘着式の透明フックは使いやすいです。
ちまき本体と巻紙が別になっている場合は、整えてから吊るすと形がきれいです。
壁に穴を開けない飾り方
賃貸なら、穴を開けない方法をおすすめします。
賃貸でちまきを飾るコツ
- 粘着フック
- ドア用フック
- 突っ張り式の小物バー
などを上手く使うと飾りやすいと思います。
壁に直接貼り付けるより、吊るすほうが見た目も自然です。
落ちにくくする工夫
人の出入りが多い玄関では、ドアの開閉で揺れやすいです。
紐が長すぎるとぶつかりやすいので、少し短めに調整すると安定します。
また、エアコンの風や換気の流れが強い場所は避けたほうが無難です。

人通りの多い場所や振動が伝わりやすい場所に飾る場合は、しっかりと固定することを意識すると安心ですね。
祇園祭のちまきのビニール袋の扱い
基本は袋から出して飾る形が一般的ですが、明確な決まりはありません。
せっかく受けたなら、できれば袋を外して整えて飾るほうが雰囲気が出ると思います。
設置場所の環境によっては袋のまま飾るケースも見られるので、ご自身の状況で考えてみてくださいね。
袋のまま飾ってもよいケース
雨が当たりやすい場所や、汚れやすい玄関では袋のまま飾る方法もあります。
これは決まっている方法ではなく、状態を守るための判断だと思います。

迷った時には「一般的には袋を外す」、「ただし環境によっては袋つきもあり」くらいに考えると良いかもしれませんね。
雨や汚れが気になるときの工夫
外に近い場所へ飾るなら、直接雨が当たらない位置へずらすのが先です。
それでも不安なら、透明袋をゆるくかぶせる形で保護する方法も考えられます。
密閉しすぎると湿気がこもることもあるので、時々状態を見ると安心です。
祇園祭のちまきが複数ある場合の飾り方
家族で別々に受けたり、毎年違う山鉾のものを選んだりすると、複数になることがあります。
そんなときも、慌てて一つにまとめなくて大丈夫です。
横に並べて飾る
玄関に複数を飾るなら、横並びにするのがおすすめです。
高さをそろえて、間隔を少しあけると整って見えます。
ごちゃっと重ねるより、一本ずつ表情が見える飾り方がおすすめです。
場所を分けて飾る
玄関にまとめず、玄関と室内入口で分ける方法もあります。
主となる一本は玄関に、ほかは棚上に飾る形です。
一か所へ集めるより、落ち着いて見えることも多いようです。
見た目を整えるコツ
色味や札の向きをそろえるだけで、かなり印象が変わります。
背景が散らかっているとちまきが埋もれて見えがちです。

少し片づけてから飾るだけでも、きれいに見えますよ。
祇園祭のちまきを飾るときの注意点
ちまきはお守りですが、同時に自然素材の飾りでもあります。
だからこそ、置き場所の環境には少し気を配りたいです。
子どもやペットが触る場合
ちまきを低い位置に飾っていると、引っ張られたり噛まれたりしやすいです。
小さなお子さんやペットがいる家庭では、手の届きにくい位置が安心です。
落下防止を優先して、しっかり固定してください。
日差しやエアコンが当たる場合
強い日差しが続くと、色あせや乾燥が進みやすいです。
エアコンの風が直撃する場所も、揺れや傷みの原因になりやすいです。
玄関でも、少し奥まった位置のほうが落ち着いて飾れます。
まとめ
祇園祭のちまきは、食べずに飾る厄除けのお守りです。
基本は玄関や軒下に吊るし、1年間飾ると考えると分かりやすいです。
マンションや賃貸では、玄関内側、靴箱の上、穴を開けないフック活用がおすすめです。
ビニール袋は外して飾るのが一般的ですが、雨や汚れが心配なら袋つきもありです。
飾る場所の状況に応じて判断してくださいね。
大切なのは、無理のない場所で、丁寧に気持ちよく飾ることだと思います。


